第十七章 第十二次うどん巡礼!

大塚国際美術館詣で編!

うどん参りを繰り返してきた我々ではあるが、個人的理由によりこの3年巡礼団編成を断念してきた。しかし、状況がこれを許してくれたんで、久しぶりの巡礼団編成だ!

 みんなが言ったのよ、松下のうどんだけ腹いっぱい食いたい!ってさ、、だから、大塚国際美術館の途中で松下のうどんを腹いっぱい喰おう!という暴挙に出たのさ。今回、往復ともに高速道路+四国フェリーである。

2006年9月1日

02:15 秘密基地発!ほとんど真夜中だ!
02:32 冷水有料道路料金所通過、400円!早く150円にしろよ!
03:12 八幡インターから高速へ乗る。
03:30 吉志のPAで一休み。
05:30 玖珂のPAで一休み。
07:00 福山SAで小休止。
07:43 早島インターで高速を下りた。ETC割引で5900円。下道を走って玉野を目指す。途中で紺で神戸ナンバーのザフィーラを見かけた。この前瀬戸大橋線の車窓から見かけた奴だ。今日は旦那さんみたい。
08:40 宇野港着、四国フェリーで、往復切符を買った。5460円か、よ〜考えたら本四国道路公団が倒産しようが福井の弟子達が塗炭の苦しみ味わおう(福井使徒がそんな事する訳無いじゃん、あいつら鬼畜だぜ)が、フェリーを使おうや。1本ありゃあ十分だったのに予備を含めて2本だろ?それでも3本?大体経済的に考えれば淡路ルートだけで十分だったんでしょ?じゃあ、頑張ってもらいましょ?福井使徒とその仲間達に金を流す必要はありません!で四国フェリー、宇高国道フェリーやのうて、朱色の垂直尾翼で知られる四国フェリーです。本四フェリーと合同運行(三社競合は二社競合になっちゃいました)になったんで、こっちにしときます。往復切符で5460円!よくよく考えてみれば、ダイブ安くつくんですよね。13850円(筑紫野−高松西)が、9030円(冷水有料、八幡−早島、フェリー往復片道分)ですからねぇ。走行距離も30キロばっか短くなりますしね。少しでも地球に優しく(誰や?ケチゆうとるんは!)しときますかね?
08:52 フェリー離岸した。三井の造船所の沖を通って高松へ指すのだ!今回、滅茶苦茶楽なんだ、、タイヤかな?

松下襲撃!

10:17 フェリー到着後まっすぐ走れば栗林公園へ行くのよ。久しぶりの、本当に久しぶりの、松下じゃ!四国新聞横の100円パーキング、それも停めにくい2番に停めて、歩いて襲撃です!
 え〜、息子さんは知ってましたが、奥さんかな?とりあえず「1,1,2!」と野太い声で申告して、丼もらいました。大将居られませんでしたが、ぶっかけは掛けてもらうシステムになってたのね。とりあえず、みんなの分のうどん玉を一瞬お湯にくぐらせてから、丼をおねーさんに渡してぶっかけのつゆ掛けてもらいます。「ちぃっとで、ちいっとで良いんよ!」と注文つけている私が居ました。そういや、3年、かな?来てなかったから仕方が無いか?で、天カス、ねぎを一掬いづつ!しょうがを少し乗せたら、すすり上げんですわ!自分で数えていました。五啜りでした!
松下である!

これが松下だ!

軽やかでしなやかである!

みんなが食いたかった松下なんだ!

 うどん啜り上げながら、涙が出て来ましたが気合で押さえ込みました。うどん食いながら号泣したら、もう伝説になってまいますもん!で、また「二玉!」と叫んでいる私が居ました。今度はかけだ!ちょいとうどん玉をお湯に潜らせる、そのままだとツユや出汁を吸い込みすぎて、塩分が強くなり過ぎるんです。そして出汁はひたひた以下ですね。うどん二玉でおたまの1/3くらいかけたら、天カス・ねぎを一掬いづつ。ちょいとしょうが乗せたら、こんだ五啜り半でした。で、ここで悩んだんです。

「もう二玉いこか?」

「一玉自粛しとく?」

「最後は三玉いこか?」

 で、みんながこそ〜っと「もう一玉づつ!」「私温泉卵も!」「みんな一玉づつ追加!」と流されてしまった神経質で繊細な乙女座生れの私でした。

 で、息子さん、俺まで食うとは思わなかったみたいで、「俺も食うよ!」の一言で、慌てた息子さんでした。で、店に出てこられた大将と久しぶりにお話しました。しかしたった五玉しか喰えない小心者の私でした。ああ、七玉喰っておきたかった、でも、七玉喰ったら、恥ずかしいしなぁ。
 結局みんなで二玉、二玉、一玉、一玉、一玉、一玉、一玉にコロッケ一つ、温泉卵一つで1360円か?よく食ったよなぁ。
10:35 高松中央インターから高速に乗ります。
10:54 津田の松原SA着、おいおいセルフで、、、なんぼやねん!キティちゃんの根付けは一杯や!
11:43 鳴門北インター着、2050円、たっけぇ!

恐怖の大塚国際美術館編!


11:47 インターで降りたら左折して大塚国際美術館の前を通り過ぎて信号を左折すると駐車場です。200円払って車を停めたらすぐにシャトルバスがやってきました。大塚国際美術館、足立が表の日本一(私評価)なら裏の日本一(私評価)はここ!バッタモンばっか並べたのに、、、同寸陶板っていう怪しさとその規模は、視覚情報の波状入力で脳が麻痺するくらいに凄いトコです。オロナイン軟膏、オロナミンC、ボンカレー、ポカリスエット、カロリーメイトの儲けをぶっ込んで造ったとしか思えない恐ろしい美術館ですから、常軌を逸しています。もともと鳴門市の会社だからね。とりあえず、ヨハネ・パウロ二世聖下に海よりふか〜く感謝せねばなるまい。ところで、秘密なんですが、作品中に色黒の私が居たんで全員馬鹿受けしちゃいました。3人で9450円払いました。前売り券をここで買っても、明日からしか使用できないので、ローソンチケットで購入しとくと150円安くなるよ。一回巡ってお気に入りは、怪しい睡蓮である。しかし、凄く歩く事になるぞ!歩く量が半端じゃ無いぞ!それだけ覚悟しときナ!
14:25 美術館を出た。シャトルバスで駐車場へ戻る。暑いだろうね、駐車場の方、ご苦労さまです。そこから右折して、下道走って、高松へ向かうのだ。風景の良い昔の鳴門スカイラインを走れば、ピ〜かんなんで、真に宜しい。あの怪しい巨大喫茶店は無くなっていた。高速道路の誕生と共に国道沿いの店舗は通行量の減少で経営が苦しくなってくる。仕方が無い事なんだが、、元から交通量が少ないし、徳島自動車道に高松自動車道、何で?こんなに要るの?ここにも自民党政治の縮図がそこはかとなく転がっている。
15:00 引田から高速道路に乗る。基本的にショートカットだ。

再度松下襲撃!

15:31 高松中央で高速を下りる。こんだ1050円。安いが、、ちょっちね。
15:45 松下着、私は二玉、悲しいなぁ、七玉しかうどんが食えない!みんなで530円しかかからなかった。

15:59 フェリー乗り場到着、「あ、燃料入れますんで、定時より少し遅れます」と係員のおじさんが明るく一言。大量のトラックが吐き出されているフェリー、少なくとも経済的に計算すれば、瀬戸大橋よりフェリーであろう。どこまで安くしても異常な計算方法の瀬戸大橋を含めた、本四国連絡橋三本。船は安い、それで良いじゃん。たとえば船が限定されるが、風呂もあるんだけれど、何で伊予の湯なんだろうか?ちなみにこの風景は小さなタンカーが桟橋の向こうに横付けしA重油を輸送中でホースを切断中の図。世にも珍しいフェリーとタンカーの給油風景か?
16:15 定時より遅れてフェリーが離岸する。
17:13 宇野港着、怪しいルートで早島インターを目指そう!国道30号線を走り、常山から宇野線沿いに走っていく。彦崎から右折したら西曽根の信号から左折して茶屋町の駅の南に出る。さて、そのまま直進するのさ。古い記憶にあるルートなんだが、そしたら川沿いの県道に出る。この道が走りやすい!で早島の、あのレトロ民家旧街道地区に出るとまだ残ってましたね、早島の旧家集中地域!そこで左折したら早島インターすぐ側に出るのね。早かったぁ!記憶があやふやだったから行きは使わなかったんです。だって。10年以上のブランクがあったからね、これで記憶が再確認できたから、今度からこのルート使おう!早島の街並みで売り出しても良かったりするあの旧家集中地区は、残って欲しいわ。ホント、マジに思います。
17:55 早島インターから高速に乗る。さて、早く鞆の浦行こう!
18:22 福山東インターを下りる、今日は鞆の浦に泊まるから、まずはホテルに一報したら「そのまままっすぐ来て下さい。二十分ぐらいですよ。」え?まっすぐだったけか?と思ったら橋が一本追加されていて直進オッケーになっている。確かに、まっすぐ行って突き当たりを左折すりゃあ良いから、早くなったね。前は、手前の橋渡ったら一回左折して、すぐに右折したっけか?途中から少しは狭くなるが、鞆の浦に入ると工場群が並んでいるからみんなビビル!なんか、工場群パワーアップしてね?ここも福山市で福山は造船の街なんだよね。鞆の浦の奥、港地区はほとんど変わっていないのかなぁ。
18:50 かつて鞆の浦の有名ホテルであった鞆の浦シーサイドホテルに到着した。激安ホテルは3人宿泊でビール中瓶1本入れて、16250円でした。

2006年9月2日

8:07 ホテルを出ました。鞆の浦では保命酒の醸造元が明治維新の頃にバチ被って倒産したので、保命酒があっちゃこっちゃで作られて、元祖だなんだかんだ言っています。それも良いんですが、基本的に日本の薬酒は、みりんなんです。忘れないですね。かなり古い家も減りました。で、古い路地を選んで走れば、凄いトコだと思えます。まぁ、もうすぐ再開発で、沖に橋が出来て、海が埋め立てられ駐車場が出来るという事ですから、もう来る事も無いでしょう。牛窓・鞆の浦・竹原って瀬戸内の街並みはありますからね。何故、先を見て、動けないのかな?一度福山スカイラインに上がって、あの陸橋から逆光の風景を眺めた。
8:47 阿伏兎の観音さんに参拝です。怪しい阿伏兎観音の手前の駐車場に車を停めれば、後は歩き。結構ハードでスリル満点のおっぱい観音さんは、一人200円、凄いと思うよ、ここで堂を守るってのは。台風の被害が半端じゃ無いだろうし、ちょっと怖いし、岩が崩れたら、大変だろうし、波浪の被害で何時も修理代に頭悩ませねばならんだろうし。JRの宣伝で取り上げられ、バチモンのソーラーカーもやってきたし、昔よりアプローチ凄く綺麗に広くなっていました。しかし、他には何にも無いトコです。お寺は怪しい旅館やホテルの奥にあります。両サイドに現れる怪しい建物群に惑わされない事、信ずれば花開くんです!仏教思想に通じる物がありますね。行き過ぎると、お寺の前には駐車場は在りませんから、注意してください。一気に見晴らしが開けた場所にある駐車場は、釣り人に占拠されているかもしれません。要注意です。
9:10 道の駅ぬまくまで小休止。あさりは有明産だった、詐欺は行われていないって事だ。
10:23 福山でカラータイマーが点滅したんで、怪しい三連スタンドでガソリンを入れた。真剣に殺意を覚えるリッター145円という価格であった。745.5キロ走って52.3リッターを7584円で補給、リッター当たり14.2キロ走ったか?1キロ当たりのガソリン代は通算10.0円になっている。ガソリン1リッター145円なら14.5キロ走れば良いんだ。そうすりゃあ1キロ10円で走れる。でもきついぜ!
11:11 福山から185号線に入って海沿いに竹原を目指す。生口島からのフェリー航路の須波や、大三島から最短のフェリー航路の忠海(ただのうみ)や、中四国フェリー・東野町営フェリーの竹原という短距離フェリー銀座を走って、竹原市に入ったら、古い街並みの小路(こうじじゃ無いぞ!しょうじだぞ!金沢と一緒ナ!)をぐる〜っと回ってから同行者の度肝を抜いてから、新町駐車場に車を停めて歩いて回る。写真はトイレが凄く綺麗に掃除してある西方寺の普明閣からの眺め、歩いて上がるのはきついけれど、それだけの価値はあるぞ!歴史民族資料館は一人100円。そして1時間ばっか放浪して、再スタートを切る。
13:27 呉市内は凄かった、昔から、車を停める所が無かったが、大和ミュージアムを横目に通り過ぎ、そごうでお好み焼き喰おうかと思ったが、諦めて広島−呉有料道路に乗った。やはり呉は、どうしようもない。700円。
15:01 仁保から国道2号に入り紙屋町を目指したんだ。そしたら、サンモール一帯の歩行者は暴力都市広島を体現するほどに傍若無人じゃん。駐車場に入るより、あの傍若無人な歩行者に全員おそれをなし、五日市の怪しいお好み焼き屋へ目標変更。そしたら店が無くなってるん!で廿日市のサファイアに変更しました。
15:52 サファイアで、そば・豚・卵子をマヨネーズのトッピングで2枚喰いました。3人で計4枚、私だけ2枚喰った計算になります。
16:00 国道2号線大竹市で、怪しい看板を見かけた。マロンの里交流会館に急遽ルート変更する事となる。大竹から高速に乗って、という筈だったんだが、国道186号線を上がっていく。え?途中で通行止め?マロンの里交流会館に行けないなら、その旨看板立てているだろ?と思ったが、意地になって、山中を爆走する!
16:50 大回りして、大竹マロンの里交流会館に到着する。閉館は17時であった。マロンソフトを食した。もう二度と行くものか!
17:07 もう二度と行く事も無い大竹マロンの里交流会館を後にした。
17:42 大竹インターから高速に乗る。
19:00 山口南インターで通勤割引を利用する為に下りる。1300円。そして自動車専用道路を走り、山口宇部道路に入り宇部から下関へ走る。
20:00 門司港インターで下りたら、1950円。ETCを通っていないので割引無しですよと言われたが、もう使っているもん。関係ないさ!ここから夜景の綺麗な国道3号線を通った。浜勝で晩飯を食った。うどんは食いたくなかったんだ!松下の感激をもう少し、もう少し味わいたかったんだ。
20:30 北九州都市高速に乗る。500円。
21:00 金剛から深夜高速200号線へ。冷水有料を通る。400円。
22:29 秘密基地着。
23:02 帰着、松下で七玉しか食えなかった。くそぉっ!
目次に戻りまっせ! 前の章に戻りまっせ!次の章に行きまっせ!inserted by FC2 system