第六章 第五次うどん巡礼!清貧作戦!

清貧に徹してみようか?金無いモン!

特別章で挙げたコースで、実際に行っていないコースが、一つだけあった。で、完璧シュミレーションしてみよう!今年恒例の歳末うどん参りは、隠密うどん参りだぁっ!
実際に、そろそろうどん参りのコースを決定しておこうと思ったんで、今回は清貧作戦!不景気だからお金無いもん!
今回も、時間経過を記入し、どの程度の時間を要するのかを、皆さんに提示する。ガソリンは先週久留米市内でリッター当たり86円のレギュラーを満タンにしておいた。帰って来たらリッター当たり85円、既にアルコール入り燃料の存在意義は無い。

2001年11月30日

18:00 久留米出発
18:29 鳥栖 田舎カレー曲角大威でワシがカツカレー、嫁ハンがカレー。
18:58 鳥栖 田舎カレー曲角大威発。いつも結構来ているカレー屋さんである。
19:18 原田通過 国道3号線から国道200号線へ、今回も冷水越えである。
19:44 筑穂町食彩館でこまごま不足スナック類補充。
19:48 筑穂町食彩館発。
20:21 馬場山インターから北九州都市高速へ。国道200号線とペースが変わらないのが凄い!
20:36 都市高速トイレ休憩。
20:47 門司着、通行料金二百円!の関門トンネルへ。
20:55 下関通過。
21:58 小郡通過、山口県の国道2号線の走りやすさは無敵に近い。岸&佐藤内閣以来の伝統か?
22:44 徳山通過、年末恒例予算消化の道路工事で走りにくくなってきた。
23:31 岩国通過、疲れてはいない。高速道路は不要だな?

日付が変わって12月1日

00:40 海田通過、広島市内は手抜工事尻拭い&予算消化の道路工事に起因する無茶苦茶渋滞、ムカつく!
01:42 三原通過、道路工事のやりスギや!日本は土建屋に食い潰されるな。
02:12 尾道のパーキングでトイレ休憩。
02:16 尾道のパーキング発。
02:45 笠岡通過。
03:18 倉敷着、一眠りするか?1時間ね、1時間のはず、1時間で起きるんだもん!
06:46 しもたぁ!寝過ぎたぁぁっ!倉敷発!三菱の水島工場、ヒトが一杯居た!儲かってんなぁ!
07:59 玉野到着、チケットをインターネット割引きクーポン渡して2900円を2610円で購入。同乗者無料はうれしいなぁ。3分前にギリギリ入り込んだ。この前も会社は違うがこの時間帯のフェリーだったよなぁ。
09:07 高松到着、松下は土曜8時開店だから開いているな、松下やぁっ!

極上!松下!

09:15 松下着、到着すると、神戸ナンバーの2台で松下は大騒ぎ状態!嫁ハンはぶっ掛け、冷たい奴、ワシは2玉をかけで行くぞ!
顔を見た瞬間、女将さんもいつものように呆れて微笑む。大将も笑みを浮かべる。息子さんも笑っている。御孫さんも登場した。
大将「今日は何人で来たん?」ワシ「ひみつ、二人だけで食いに来たん」大将「ドコ回るん?」ワシ「今日は丸亀あたりの博物館とか、あっこ美術館もあるし」大将(ニヤー)丸亀・坂出には怪しい資料館と博物館の宝庫なのである。四国には紙の資料館とか、綿の資料館とか、怪しい資料館とかには困らない。
うどん玉一瞬お湯にくぐらせてよく水分を切る!天カスのさらさら感は究極領域だ。サジで2杯、ネギ1杯、ショウガ少々。ここのかけ出汁の塩味、出汁の効き具合、このかけを食う至福の瞬間、完成したと同時に30秒以内で食い干した。久留米んモンにとって、この店は福音の他ならず、そのバランスは神の領域に近い、正しく神業なのだ。
神戸あたりからおいでになった一団は「個人」のうどんツアーの団体さんらしい。凄いなぁ、うどんツアー。
何度も言おう!松下は、我等最高のうどん屋である。絶賛率連続100パーセントの大偉業を更新し続けているうどん屋は、ココしか無い!蒲生が今回どうなのか?山越は既に敗退し、山下も敗れ去った。何軒目であろうが、メンツが増えても減っても、誰もがここを絶賛する!衆目一致という偉業は松下のみだ!
1玉&2玉&コロッケ四枚(俵型は一個、小判型は一枚と数えたいの!)ゲットした。コロッケは帰り道のおやつである。不動の松下は健在である。
09:20 松下発、さらば松下よ、また来るぞ!そりゃそうさ、いつも来てるモン!

久しぶりの丸山製麺所!
そして怪しいエピオン!

09:22 丸山製麺所着、北の駐車場に車を止めて、ワシだけ降りた。さすがに嫁ハンは食えないんですと。根性の無い奴じゃ。
松下唯一の欠点は、テンプラ類が無いこと。ちくわ天、カキアゲ、昆布のテンプラ、ホントはあるとうれしい。
ほっとするうどんと、ほっとする味の出汁。1玉、何時もの様に一瞬お湯にくぐらせて、よぉーくぅ水分を切る。出汁はちぃーっとで十分、ダィエット中だから迷いに迷って、竹輪天のせて、一気にとは行けない。まずは、うどんの中に竹輪天を沈めて、一気にうどんをすすり上げ、その後ゆったりと竹輪天をパクつく。うまひー!
松下から丸山製麺所、方向性は異なるが、良い組合せだ。2分の移動ですぐさま食えるから。
09:25 丸山製麺所発、栗林トンネルも予算消化のトンネル工事中で、高松市内通過に少し時間がかかってしまった。さて、蒲生目指して11号線行こうかな。
09:45 国道11号線沿い勅使に怪しいスタンド発見!リッター当たり80円、私がバッタモンと呼ぶエピオンのセルフ!怪しいモノには目の無い私は、30リッター補給しました。
久留米の方では、外車もオッケーゆうとったが、こちら高松では外車禁止じゃと?全国で統一しておいてくれ。
嗚呼そうか、久留米の方で問題無しゆーとったのは、ガイアックスの頃じゃったか。エピオンはヤバイみたいじゃけ、今度から入れるの止めよう。しかし、久留米ではエピオンよりレギュラーの方が安い!でもカーボン出ないし、水温も上がらないし。燃費はエアコン入れない限り、大して変わらないから、悪くは無いんだが(良くも無いんだが)
そー言えばガソリン漏れの某メーカーの車両のリコール認定拒否されたんで、もめとるのぉ。ガイアックスじゃけエピオンと違うらしいけん、問題無いか?しかし、きっちりケリつけきる力が無さそうじゃけ、使うの考えんとイカンかのぉ?

蒲生はやはり凄かった!

09:55 蒲生着、怪しい看板の奥に蒲生が存在している。普通であれば忌避する「この先大型車は通行できません」との類の看板の奥にあるとは、最近怪しい表示があればそっちを選ぶ様になってしまった原因はこんなトコにあるんだな。
前回一人だけ青空うどんの蒲生を食っていない嫁ハンは「絶対、食べる、絶対食べると!」と連呼している。
嫁ハンの分は、「小さい奴、一つはぬくいの!」「小さい奴、ワシの分はちぃっとぬくめて!ちいっとで良かけん!そん位で良かばい!」とうどん玉のくぐらせ方まで注文してしまった。これで二百円か。
3すすり位で食い終わって一言、うまい!怪しいうどん屋のシチュエーションは、うどんの美味さ加減を倍増させるのは何故だろう?ラーメン屋にも同じ事が言える。でもよぉ、横浜ナンバーまでか、うどんツアーは拡大の一途を辿っているな。
ゆたーっと食い終えた嫁ハンは、ほとんど泣き出しそうな顔で「おいしい、美味しい!」を連呼していた。

田村も、やっぱり凄かった!

10:16 蒲生と田村はセットである。ここに山下入れろよ!と言う方も居られるが、あくまで蒲生と田村はセットである。これは松下と丸山製麺所の組合せに匹敵するゴールデンコンビである。
で、田村着。今回は、店の前にヴィータを入れた。根性無しの嫁ハンは、今回もパス。前回ので赤坂のすぐ後に田村を食って以来、あんまり好きでは無いらしい。
ここでは定番の冷たいのにかきあげ載せて、温い出汁をかけて、一杯!と行こうと思ったが、あの小さなカキアゲが無いではないか!
諦めて、小さい奴一つ、ちぃっと温めて、ねぎとショウガ、少しかけだしかけて100円。凄い!凄すぎるぅ!歓喜のうちに3すすり、二十七秒で食い終えた私に嫁ハンが一言。
「3すすりで食い終わって、すぐ出てくるのは、アンタだけたい!おかしかけん、やめんね!」
ふと考えると、立ち食い師の世界に浸りつつある私がいる。
10:19 田村発。綾南道の駅、滝の宮を目指す。野菜補給と、トイレ休憩である。
10:34 道の駅滝の宮着。フリマでごったがえす駐車場、いつもの様に野菜「白菜・大根・レタス」等をゲットした。ここの野菜はきれいだし、安い。これに匹敵するのは、阿蘇の俵山の道の駅くらいではないだろうか?道の駅に関しては、目も肥えている我々は、評価が厳しい。
10:44 道の駅発

山越、今度は食えた!

10:55 山越である。駐車場は満杯、凄まじいヒトと車の数である。一回目は社員旅行、2回目は食えた。3回目はあまりの人出の恐ろしさに退散、今度は食えた。でもガソリンスタンド跡には入れられず、第二駐車場は当然か?
冷たいかけ、二つ、オーダーすれば手際良く丼に玉が入れられていく。釜玉は個人的に嫌いで(うどんの生卵とワカメは嫌いなんだ!)前回釜玉に懲りている嫁ハンもかけだ。
外でネギとショウガを乗せて、出汁をかける。すする、一気にすする!美味いが、やっぱり、松下や蒲生と違う系統の味だ。
でも、二人で180円という値段なら許せる。この値段と、この味なら、無敵だ!しかし、この車の群れ、恐るべし山越!福岡では軒先で食えるうどん屋は見つけられない。
11:05 山越発

まごころ&うちわのみゅーじあむ!

11:45 飯山・琴平とたどりつつ、車内ではFMのネタ「東京ラブストーリー」で盛り上がっている。鈴木保奈美はえかった!可愛かったけん、それで、えーやんか!文句あっか!
丸亀に至り、丸亀駅の傍で、美術館もパスしてしまう。何故って、怪しい資料館&怪しいセルフを目指すのだ!
丸亀パブリックコースを目指せば、そうだ。怪しいセルフ「まごころ」である。
怪し過ぎる!加えて、メンバーも雑多過ぎる。スコア書きこみながら来るゴルファーから普通のおっさんまで。近くの造船所からも来ているんかいな?大体造船所って、溶接&塗装&油圧するけん、凄いんだよ。ワシ等油圧屋はすぐに分かるもん、大体造船所に行ったら、油まみれやもん、狭いトコで配管外して分解して、油こぼすと怒られるから、ウエスで拭いてさ、そんで作動油くさいから!
一杯180円、冷やしは高い!でも量があるから良しとしよう。さすがに二階の休憩室は立ち入れなかった。怖過ぎる!
12:00 まごころ発。丸亀競艇もパス。怪しいウチワのみゅーじあむを目指すのだ!
12:04 丸亀魚市場の傍!うちわの資料館を訪れた。
12:25 うちわの資料館発。

うどん本陣、山田屋!

13:50 嫁ハンには言っておいた。「リッチなトコで食おうかな。御座敷、御座敷やぁ!」「ホント?ホントねぇ?」このあたりが、ワシの日ごろの行いをシビアに現している。で、かな泉は最近拒否反応なので、山田屋に決まりだ。御座敷うどんの巣窟牟礼町、地図にも山田屋の記載はある。電柱の看板にそって走れば、必ず到着する。ケーブルカーを目指しても途中にあるから、心配無い。
普通の店舗が怪しく感じる今日この頃、ほとんどビョーキの私であった。ここでぶっかけゆーたら、かけが来るのは有名だったんで、間違える事はない。釜ぶっかけのぬくい奴と、冷たい奴。当然私は冷たい奴!
ここのぶっかけに、松下のてんかすあったら、無敵だろうな。ここで松下を再確認する我々であった。
14:11 山田屋発。もう、帰るしかない。で、嫁ハンが無茶言うたんで、三崎−佐賀関ルートを取る。ここからなら、宇高フェリールートのほうが近いんだが。
16:18 豊浜通過。この時間だと、大洲のしぐれは無理か?栗入り生しぐれ、くそぉっ!
17:12 やばいんで、新居浜インターから高速道路へ。
17:40 石鎚山SA休息、ここで八幡浜−佐伯の九四フェリーの割引券をゲットしておく。ここでゲットしておいていざという時に備えるのだ。九四フェリーの割引券は期間限定だけにこまめにゲットしたい。
18:31 大洲インター着。遅いから「しぐれ」は諦めた。くそぉっ!
18:51 八幡浜通過。手前の夜昼トンネルでは時々ねずみ取りしてるから、気をつけよう!
19:39 三崎着、時刻表が変わっていて、19:30分の便があった事をココで始めて知った!くそったれ!時刻表が変わるなんて!16便に増便されているじゃねぇか!
20:30 三崎発!四国よさらば!
21:40 佐賀関着、すぐさま出発!さあて、別府でひとっぷろ浴びよかね!
23:06 別府で給油、別府は怪しい温泉の宝庫である。浜脇にするか?日の出にするか?時間は遅い、この時間帯となると、浜脇一帯で攻めるしかないか?
23:15 日の出温泉着。浜脇温泉の川向こう。浜の町歩道橋のすぐ傍にひっそりとたたずむ日の出温泉である。クリスマスリースが入り口を占拠しているが、ジモセンではない。ジモセンに近いが100円で入れる温泉だ。お湯もきれいだし、人も良いし、番台のおばあちゃまが、御元気で「久留米から?ここに止めんね!ここに止めんね!」と御教示下された。普通別府の温泉は午後十時で打ち止めが多い、そんな中、この時間まで開いているのは少ない。別に24時間の温泉センターはあるけれど、それじゃあ、別府に来た意味が無い。
別府に来たら、不老泉とか、亀陽泉とか、日の出とか、競輪とか、入れないけど別府駅(大阪から来た車掌さんは入れてもらえたらしい)とか、駅前高等とか、竹瓦とか、そんな地元の人が入る温泉にも入って欲しい。あ、別府の熱さは無敵だからね。柴石の高温側とかは、普通の人間じゃあ耐えられないよ。ハマルとジモセンに走ってしまって、復帰は不可能だろうが。
在る意味、別府の温泉の怪しさは、讃岐のセルフ以上の怪しさが在る!
23:45 日の出温泉発。えーとこじゃぁ、やっぱ、日の出はえーとこじゃったぁ!

日付が変わって12月2日

00:20 エコランである。由布岳からの下りでは、絶対にアクセルを踏んではならない。ブレーキングは燃費の敵だ!パッドも減るしローターも減るし。
由布院のローソンで、とり天弁当、おにぎり、買いこんだ。
00:24 由布院のローソン発。走りながらおにぎりパクつくのはワシ!トリ天愛好者は嫁ハン!
02:23 帰宅。今回の中と半端なうどん巡礼も終了した。

うどん参り総括!

激安・関門トンネル・宇高フェリールートの安さは特筆モンであり、深夜走行なら10時間でオッケー!四国−九州をフェリーで渡れば、高いというのもよーく分かった。宇高フェリーの2610円が安すぎか?九四フェリー6220円が高いのか?
でも、高速道路を使っても安いのだ。
この時点のランクは次のとおり
松下(今回も再確認)・田村(あとはダシだけ!)・山田屋(飲食店は従業員教育の大切さを学ぶべきだ!)・蒲生(何故にあそこまで美味いのか?)・山越(軒先うどん!釜玉無視!)・山下(今度はどうしようか?)・おか泉(ぶっかけで十分!)・丸山製麺所(ダシはトップクラスだ!)・赤坂(今度生麺買って帰ろう)・宮武(値段も味のうち!)・山内(うどんの腰はどうあるべき?香川の人は違うらしい)・中西(この毎日食えそうな味は捨てがたい!)・いきいき(県外人のセルフの典型、早朝ビール!)・かな泉(松山で食おう)・見立(怪しい)・高松駅ホームの立ち食い(営業形態を考えれば奇跡)・小○屋(評価外!従業員教育と大根の管理くらいしとけ!)!である。
目次に戻りまっせ! 前の章に戻りまっせ!次の章へ行きまっせ!inserted by FC2 system